

将太です!
百ちゃん(百武正嗣氏 日本におけるゲシュタルト療法の第一人者)のお誘いを受けて、9日間のギリシャの旅に行ってきました。
その目的は・・・Gestalt Instite San Francisco – Greeceが、主催するギリシャ×日本のコラボワークショップに参加するためです。
テーマは「Feelings & Dream」でした。
初日は、Feelingsについて
正直、今までゲシュタルトセラピーをやってきた中で、1番ハードでした。
ギリシャ人ファシリテーターのデミトリスのガイドに沿って、ギリシャ人と日本人がペアとなり、“今ここ”にある感情をそれぞれの言葉と身体で表現をしていく。そして、また新たなペアを組み、表現する。
当然、言葉や意味は通じません。
だからこそ、相手の表情、呼吸、しぐさ、声のトーン、触れた時の感覚など、五感をフルに使って、相手とコンタクトをします。
そうすると、不思議と色んなことが伝わってきます。
国は違うし、言葉も通じない。
だけど、同じ人間なんだ。
自分らしさやその人らしさを感じたとき、ほっこりとしました。
1日目が終わったときには、グループとしての一体感を感じることができました。
2日目は、誠司さん(山本誠司氏 ゲシュタルト・アート・フォーカシングネット所属)が日本人ファシリテーターとして、グループワークを行いました。
初日の身体を目一杯使った激しいワークから、2日目は一転して、静かで繊細なワークでした。
まずはフォーカシング的エクササイズを行い、頭のてっぺんから足のつま先まで、ゆっくりと繊細に、今ここにある感覚に気付くことができました。
それから、個人セッション。
テーマ「Dream」です。
ゲシュタルト療法では、夢を解釈するのではなく、体験し、気づくことを大切にします。夢で見たシーンを現在進行形で語り、夢の世界にいるように表現していきます。その中で、夢にでてくる風景や雰囲気などを味わい、夢にでてきた人や物に一人称でなっていきます。
私は〇〇です。私は〇〇をしています。
というように、夢のそのものに命を吹き込んでいきます。
そうすることで得られたメッセージやリアリティのある体験から、その人の人生を象徴する事柄や奥深いその人らしさに自分自身で気づくことができます。
2日間のワークショップは、一言で表現するなら、静と動だったように思います。
個人的に印象的だったのは、アドバンスコース最後の合宿で、百ちゃんにワークをしてもらったシーンとギリシャでのあるシーンが瞬間的に一致するところがありました。その体験に、涙が止まらなくなるほど、深く感動するとともに本当に自分の心の奥深いところに優しく触れられたように思います。
日常とは違って、旅にでると今この瞬間を逃すまいという感じで、自然と今ここに生きていたように思います。
とにかくギリシャもメンバーも最高でした。日本の北から南まで。みんな自然体で、家族のような温かさを感じる時があったり、土砂降りの中、ゴミ袋をかぶって青春を感じるような時もあったり、すべてが良い思い出になりました。
- 番外編 –
初日にギリシャ神話とゲシュタルト療法の共通点ということで、エクスタシーについて、ニコとニコのお父さん(元大学教授)から、お話を聞くことができました。
そのパワーが溢れ出てしまっていたのか、それとも神様のいたずらなのか、帰国してすぐに職場の永年勤続表彰式があり、余興を指名されました。そこで、少年隊の「仮面舞踏会」(自分がこの世に生まれる前の曲だから知る由もない)歌いながら踊るハメになり、エクスタシーを連呼させられたっていうのは、ここだけの話。
最後にこれだけは言わせて欲しい…
ここが私のanother sky - アナザースカイ。